Ethernetの歴史

イーサネットは軍用技術が転用されてできたと思っていたが、
どうもそんなに単純な話ではないらしい。

確かにイーサネットは1969年に運用を開始した有線パケット通信網である
ARPANETを元にしている。
しかし、同じく1969年に運用を開始したハワイ大学の無線パケット通信
「ALOHA システム」もイーサネットの発明に大きな影響を与えた。
その最も大きな影響とはCSMA(Carrier Sense Multiple Access)だ。
CSMAは衝突を前提にしたシステムで、イーサネットも同じように衝突を前提としている。
CSMAを有線同軸ケーブルで実現するため、
有線通信の特性を考慮したイーサネットの中核的技術として、
CSMA/CD( Carrier Sense Multiple Access withCollision Detection)という
媒体アクセス制御プロトコルが考案された。

このように、イーサネットは1969年から1970年代の初頭にかけて、
いろいろな技術の刺激を受けて誕生した。

参考
Q&Aで学ぶイーサネットの基礎知識
http://www.geocities.jp/hiroyuki0620785/intercomp/internettimeline1a.htm